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消防設備の認定品と国家検定の重要性
火災時に人命や財産を守るため、消防設備の品質と性能は極めて重要です。その品質を保証するために、日本では「認定品」や「国家検定」といった制度が設けられています。これらの制度について詳しく解説し、適切な消防設備の選定に役立つ情報を提供します。
認定品とは、一般財団法人日本消防設備安全センターが消防防災用の設備等の性能を保証するために行う認定業務を通じて、その基準をクリアした製品を指します。この認定を受けた製品には「認定証票」が交付され、品質と性能が保証されています。
消防法第21条の2に基づき、特定の消防用機械器具等は国家検定を受ける必要があります。この検定は、製品が定められた技術基準に適合しているかを確認するもので、以下の2段階で構成されています。
検定に合格した製品には、検定合格証が付与され、これがない製品は販売や設置が禁止されています。
認定品と国家検定品は、どちらも消防設備の品質と性能を保証するものですが、以下の点で異なります。
どちらも高い品質が求められますが、国家検定品は法律に基づく厳格な検査を受けている点が特徴です。
認定品や検定品には、それぞれ特定のマークや証票が付与されています。例えば、消火器の場合、検定合格品には「国家検定合格之証」と記載された円形のステッカーが貼付されています。
適切な消防設備を選定する際には、以下のポイントを考慮しましょう。
消防設備の設置や整備、点検を行うためには、消防設備士の資格が必要です。この資格は、甲種と乙種に分かれ、それぞれ取り扱える設備や業務範囲が異なります。甲種は工事・整備・点検が可能で、乙種は整備・点検のみが可能です。
消防設備の設置や改修に伴う各種申請手続きは複雑で時間がかかる場合があります。そのような際には、専門のサポートセンターによる申請代行サービスを利用することで、手続きをスムーズに進めることができます。例えば、建築消防設備サポートセンターでは、消防設備設置に伴う行政との調整や手続きを代行し、申請書類の作成から提出まで一貫したサポートを提供しています。 建築消防設備サポートセンター
消防設備の認定品や国家検定品は、火災時の確実な機能を保証するための重要な制度です。これらの制度を理解し、適切な製品を選定・設置することで、人命や財産を守ることができます。また、消防設備士の資格を取得することで、これらの設備の工事・整備・点検を適切に行うことが可能となります。さらに、申請手続きの際には、専門のサポートセンターによる代行サービスを活用することで、手続きを円滑に進めることができます。消防設備の導入や更新を検討する際には、認定や検定の有無を必ず確認し、信頼性の高い製品を選ぶよう心がけましょう。
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