能登地震で思うこと

能登地震で思うこと

令和6年1月1日、突然その時はやってきました。

お正月にテレビを見ていたところ、いきなりの緊急速報。

「震度7。津波警報発令です。」

この速報を聞き、東日本大震災が脳裏を駆け巡りました。

当時の私は消防官をしており、全国で災害があるたびに、派遣され現地に向かっていました。

現場は想像以上に過酷なものです。

人間は小さなものだと何回も思い知らされたことを思い出します。

目次

防災意識

あなたは日々の生活の中で、どれだけ日常の防災を意識していますか?

「防災」—この言葉はテレビや新聞で度々耳にするものですが、実際のところ、私たち自身がこの言葉を真剣に捉え、具体的な行動に移しているかは別問題です。

今回は、防災の意識について考え、その重要性を共有したいと思います。

「防災を意識していますか?」

この問いに、あなたはどう答えますか?

多くの人が「そうだね、大切だと思う」と答えるかもしれません。

しかし、それを具体的な行動や準備に落とし込んでいるかというと、状況は異なることが多いのではないでしょうか。

防災意識の高まりは、大きな災害が起きた後に一時的に高まることが一般的です。

しかし、時間が経つにつれてその意識は薄れ、日常生活に戻ってしまう。

これは人間の心理としても自然なことですが、それに甘えてしまうと、次回の災害時に備えが不足してしまうリスクがあります。

では、具体的にどのような備えをすべきでしょうか?

災害への備え

非常食やライフラインを確保する物資の準備はもちろんのこと、地域ごとの避難経路や避難所の確認、近隣住民との連携など、多岐にわたることを考慮する必要があります。

また、身近な人々、特に家族とのコミュニケーションも欠かせません。

災害時の連絡方法や待ち合わせ場所、行動計画を共有しておくことは非常に重要です。

「防災を意識していますか?」

この問いは、単なる質問ではなく、自らの生命や大切な人々を守るための「行動の促進」を目的としています。

災害は予測が難しく、いつどこで起きるかわかりません。

だからこそ、日常生活の中で防災の意識を持ち続けることが求められます。

災害に備え行動に移す

私たちは、自分たちの手で未来を変えることができる。

小さな備えや意識の変化が、大きな災害が襲ったときの被害を軽減させる可能性があります。

今、この瞬間から、一人ひとりが防災の意識を高め、実際の行動に移すことが求められています。

最後に、もう一度問いかけさせてください。

「防災を意識していますか?」

この問いの背後には、あなたや私たちの安全、そして未来への期待が詰まっています。

それを胸に、日常の中での備えや意識を見直してみましょう!

ぜひ防災の話をさせてください!

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この記事を書いた人

消防行政に30年間従事し、消防法違反処理、消防設備など消防予防査察の専門として従事していました。日本防災協会に講師として登録し、防火管理者の講師としても活動しています。

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