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消防法違反はお金がかかり修羅場にもなる。
今日は、かつての消防の現役時代に経験した様々な事例についてお話しします。
公務員としての守秘義務があるため、詳細な話はできませんが、事例から学べることもありますので、ぜひお付き合いください。
目次
自己紹介
私はホームページにも書いている通り、約30年間にわたり、消防行政に携わってきました。
15年間にわたる救急救命士の経験を経て、消防隊長や予防課での勤務を経て、消防法専門の係に携わりました。
現在、コンプライアンスが厳しい状況で、企業の法律違反は絶対に許されない世界となっています。
この変化は、10年前と比べ物にならないほど進んでおり、消防の立入検査で指摘された事項が行政指導や処分につながることが一般的になっています。
消防立入検査とトラブル
消防の立入検査は、消防職員が建物に入り、消防法違反の有無を検査するもので、何百件もの査察を経験しました。
違反事例には増改築に伴い設備が不足しているものや、ビルの利用が変わって新たな設備が必要なものなどがありました。
どのケースも、消防法を理解していないことが原因で起こることが多かったです。
しかし、こうした違反は後々にトラブルに発展することが多い傾向にあります。
入居後や増改築後に消防設備の工事が必要で、高額な費用がかかることもあり、特に不動産契約後に設備についての約束が不足していた場合は、修羅場も経験しました。
まとめ
一昔前までは、行政もコンプライアンスをそこまで気にしていなかったので、厳格に言われることはありませんでしたが、近年の行政はしっかりとコンプライアンスを求めています。
次回は、実際の事例を挙げて解説していきます。
お楽しみに!
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